本当に交換が必要か判断する
| 症状 | 考えられる原因 | 確認方法 |
|---|---|---|
| クラッチが入らない | コイル、リレー、プレッシャースイッチ、ガス不足 | 電源、コイル抵抗、系統圧力 |
| コンプレッサー異音 | 内部摩耗、ガス不足、ブラケット緩み | 音、圧力、ブラケット |
| 冷えない | 漏れ、性能低下、エキスパンションバルブ | 圧力分析、漏れ試験 |
| ロック | 内部損傷 | ベルト、クラッチ、回転抵抗 |
交換前
- 冷媒を回収します。大気放出は禁止です。
- 冷媒を確認します。R134aとR1234yfは混用できません。
- オイルの種類と量を整備書で確認します。
- 旧オイルの色と異物を確認し、汚染度を判断します。
標準的な順序
- 冷媒を回収します。
- コンプレッサーを外し、旧オイルを抜いて確認します。
- メーカー指定に従って回路を洗浄します。洗浄できない部品は交換します。
- レシーバードライヤーまたはアキュムレーターを交換します。汚染がひどい場合はエキスパンションバルブやオリフィスチューブも交換します。
- 指定の種類と量のオイルを入れます。
- Oリングとシールを新品にします。
- 真空引きし、真空保持で漏れを確認します。
- 規定量の冷媒を充填し、高圧・低圧と吹き出し温度を確認します。
オイル量と冷媒量
整備書に従います。オイルが多すぎると熱交換が落ち、少なすぎると潤滑不足になります。冷媒が多すぎると圧が上がり冷えが悪化し、少なすぎると能力が落ちます。
ドライヤーやホースなどを交換した場合、オイル量は車種の指示に従って補正します。
よくあるミス
- ドライヤーを交換しない。
- 真空引きをしない、または時間が短すぎる。
- 冷媒やオイルを混用する。
- 洗浄が不十分で異物が残る。
- 漏れを探さずに冷媒だけ補充する。
安全
冷媒には回収装置が必要です。液冷媒やPAGオイルは凍傷や皮膚刺激の原因になります。作業場は換気し、火気を避けてください。
