まず漏れ箇所を特定する
| 場所 | 見えるもの | よくある原因 |
|---|---|---|
| 入力シャフト/コラム接手 | ラック上部やバルクヘッド付近のオイル跡 | シャフトシールの劣化 |
| ラック端(ブーツ内) | ブーツの膨らみ、内部のオイル | 内部シールの破損 |
| 配管接手 | 接手の濡れ、滴下 | Oリングやワッシャーの劣化 |
| ハウジング | 鋳物のひび、にじみ | 衝撃、腐食 |
| リザーバーとホース | リザーバーやホース接手のにじみ | 劣化、クランプ緩み |
まず清掃し、短距離走行または据え切りで観察します。古いオイル跡は判断を誤らせます。
シール修理が妥当な条件
- 入力シャフトシールのみにじみ、ガタ、水、異音がない:シール修理を検討できる。
- ラック端シールが漏れ、ブーツ内にオイル:通常はAssy交換。
- ガタ、異音、水による損傷:Assy交換。
- ハウジングのひびや変形:Assy交換。
漏れ止め剤を勧めない理由
多くのメーカーは推奨していません。シールを膨潤させ、油路を詰まらせ、漏れを一時的に隠して長期的に悪化させることがあります。
修理後の必須作業
- 指定フルードを入れ、エア抜きする。
- ラックやタイロッドを触った場合はホイールアライメント。
- ブーツ、クランプ、配管の取り回しを確認。
- 数百キロ走行後に漏れを再確認。
発注前の確認
- 純正品番。モデル名だけにしない。
- LHDかRHDか。
- 油圧式かEPSか。
- 可変ギア比などのオプション。
- 配管接手の位置と数。
よくあるミス
- 清掃せずに漏れを判断する。
- ポンプやホースの漏れをラック漏れと誤認する。
- ブーツが破れただけで、内部シールを確認しない。
- エア抜きとアライメントをせずに納車する。
